ICT教育と心理教育を合わせて実施!

「ネットの使いすぎはイライラの原因? 自分を知って上手につきあおう」

小学生向け授業事例

インターネットのこころにいいこと、悪いことを考える ~ネットの使いすぎとイライラの関係~

 

2020年9月4日: 株式会社教育ネットは、横浜市内の小学校においてICT教育と心理教育を組み合わせた授業を行った。授業内では子どもたちにインターネットの使い過ぎ他いろいろな理由で生じる「イライラする気持ち」の背景と対処を考えることをねらいとし、情報モラルとメンタルヘルスを関連づけて自己理解をする方法への理解を深めた。

 

 

 

■インターネットによる子どもたちへの心理的影響

わたしたちが多くの小中学校と協力して行ってきた調査では、子どもの睡眠不足やイライラと、デジタル端末の使用時間には関係があることが示唆されています。もちろん、コロナによる自粛や受験など他にも子どもたちのメンタルヘルスに影響している要素はあるでしょう。しかし、近年のデジタル端末所持の低年齢化、リモート授業や習い事など各方面でのICT導入など、デジタル端末に触れる時間は確実に長くなっています。そのため、ストレスのかかった子どもたちの精神状態をさらに悪化させる可能性があるものとして、“デジタル端末の不適切な使用”が大きな問題になるとわたしたちは考えています。そこで、上手にインターネットと付き合い、また心や身体への影響について自己理解が進むよう、情報モラルの授業の中で相互に関連した内容として心の問題を扱う出張授業やオンライン授業、またICT利用と心の状態を把握するためのアンケート調査を行っています。

 

 

■ICTと心理教育

小中学校で、情報モラルやプログラミング等、ICTに関する教育はかなり推進されるようになりました。一方、2022年の教育指導要領からは精神保健について扱われることが決定しており、心の教育も今後ますます重視されることになると予想されます。以上の背景により、ICT教育と心の教育を別々に行うよりも、ICT利用をきっかけに心について考える、また心や身体の問題の背景としてICTとの付き合い方を考える、といったように、同時並行で行うことを提案します。

子どもたちの身近にあるデジタル端末は、コミュニケーショントラブル・依存・危険な情報への入り口でもあり、心の健康問題と密接です。事実、子どもたちが個人所有のスマホを手に入れる時期と、心理的に揺れる思春期前後は重なっています。大人たちの知らないところで、単にモラルの問題を超えて、子どもたちの自我はよくも悪くも大きな影響を受けています。

 

 

■情報モラルと心理教育 授業例

情報モラルと心理教育の組み合わせの例: 「デジタル依存とアンガーマネジメント(感情)」 「チャットによる行き違いとアサーティブ(コミュニケーション)」 「不適切投稿とストレスコーピング(メンタルヘルス)」 「リベンジポルノとレジリエンス(生きる力)」、教職員研修における「インターネットトラブルと子どものメンタルヘルス」「インターネットいじめの背景と対応」など。授業内容の詳細や各組合せについてはご相談ください。

 

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